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・2019年 5月のブラジル旅行記 《リオ・デ・ジャネイロ》
・2018年 9月のブラジル旅行記 《サルヴァドール、リオ・デ・ジャネイロ》
・2018年 5月のブラジル旅行記 《リオ・デ・ジャネイロ》
・2016年 5月のブラジル旅行記 《リオ・デ・ジャネイロ》
・2015年 1月のブラジル旅行記 《サンパウロ、サルヴァドール、リオ・デ・ジャネイロ》
・2013年 6月のブラジル旅行記 《サルヴァドール、リオ・デ・ジャネイロ》
・2010年 4月のブラジル旅行記 《リオ・デ・ジャネイロ、サンパウロ、オーロプレット(ミナス・ジェライス)》
・2008年10月のブラジル旅行記 《サンパウロ》
・2008年 2月のブラジル旅行記 《リオ・デ・ジャネイロ、イグアスの滝》
・2004年 8月のブラジル旅行記 《サンパウロ、オリンピア(サンパウロ)、ヘシーフェ-オリンダ、サルヴァドール、リオ・デ・ジャネイロ、イグアスの滝》
 

ブラジル旅行記 2008年10月
サンパウロ / コンポラ工場 / Live: フンド・ジ・キンタウ / ホーダ・ジ・ショーロ / Bloco de Maracatu / フェイラ(露店市) / エンサイオ /
レッスン / Live: カスカブーリュ / イスコーラ・ジ・サンバ"ペルーシ" / Live:サンバ / メルカド / Live:コンガード / Live:ジャバン /
ベーリャ・グワルダ・ダ・マンゲイラ / 家の壁 / 物売り / つれづれ

 
*サンパウロ2008.10.19
旅行会社のブラジル到着リストに載っていない、などのブラジルらしさ(?)も味わいつつ無事到着しました。
今回の旅のメインは、サンパウロです。
途中でリオかミナスかサンパウロ郊外に行こうかとも思っていたのですが、連日あいにくの天気だったので結局サンパウロにい続けました。
サンパウロは昼間は20度前後で夜は12度まで下がるという寒さで、タクシーの運転手さんも「10月に、こんなに寒いのなんてありえないよ!!」と叫んでました。
4年ぶりに行ったサンパウロは、随分と街がキレイになった印象でした。
左の写真はサンパウロにある東洋人街リベルダージの風景で、写真に小さく見える「すずらん灯」は、リベルダージの駅周辺で見ることが出来ます。
この写真は、地下鉄Luz駅の構内です。
アーケードのようになっていて、ブラジルの地下鉄の駅で壁がきれいに塗られてお店が入っている場所が少ないので、すごく驚きました。

*コンポラ工場2008.10.20
ちょうどブラジルに滞在中のみどりさんと合流して、ブラジルのパーカッションメーカー"コンテンポラーニャ"の工場に連れて行ってもらいました。
4年前にも1度連れて行ってもらったのですが、床を白く塗り替えて、物も整頓されていて、すごく綺麗になっていました。
工場長のホベルトが「床を白く塗ったのはいいけど、そうしたらホコリが目立っちゃって」なんて嘆いてましたが。。。
工場には新製品も多く置いてあって、最近発売されたチューニングの出来るビリンバウや、これから発売される子供向けのスルドセットなどなども 見せていただきました。
これが、子供向けスルド。大きさが分かりづらいですが小さめに作ってあって、しかもこれ1つに収納できる優れものです。
お邪魔したのがちょうどお昼時だったので、その後ホベルトと一緒に近所のレストランへ。
偶然だったのですが、ネットで見て気になっていたマジック・チキンというお店で、鳥料理はもちろんナマズ料理も堪能しました。
美味しかったです♪

*Show de Fundo de Quintal2008.10.20
ブラジルに着いた日にサンパウロのCitibank Hallで老舗のパゴージ・バンド"フンド・ジ・キンタウ"のライブがあるとチケットショップのサイトで見つけた のですが、何度チケットを買おうとしても座席を選ぶページに進まない。。。そんなわけで、サンパウロに住んでいるヴィウマさんの娘さんに事前に買っておいてもらった上に、ホテルまで届けてもらいました。
写真左が、娘さんのアンドレアさんです。ヴィウマさんと一緒に来日して、9年間日本に住んでいたそうで、日本語がすごく上手した。
そんなわけで、いざシティバンク・ホールへ。
タクシーで行ったのですが、どんどん住宅地に入っていくので「行き先、合ってるのかなぁ?」なんて不安に思っていたら、急に住宅地の間からライトアップされたホールが!!
入場料もそこそこ高めな上に、Moemaという高級住宅街の中にあるだけあって、お客さんは品の良さそうな人が多かったです。
ライブはというと、ほぼ時間どおりに始まって(さすがサンパウロ!!)、彼らのヒット曲からサンバの名曲・サンパウロではお決まり(?)の曲までパワフルで盛りだくさんな素敵なライブでした。途中で女性はステージに上がって良い時間もあって、ファンサービスもバッチシでした。
普段あまりパゴージは聞かないのですが、一緒に歌えて歌詞を共有できたら本当に楽しい音楽なんだろうなぁ、とすごく感じたのでした。そして毎回ブラジルでライブを見るたびに関心してしまうのですが、PAとライトの技術が本当に絶妙で素晴らしかったです。

*Roda de Choro2008.10.22
土曜日のサンパウロと言えば、コンテンポラーニャのホーダ・ジ・ショーロ。
地下鉄Luz駅近くにあるコンテンポラーニャのお店の奥でやっていて、演奏をするのも見るのも無料です。ショーロと言っていますが、サンバもボサノヴァも果てはクラシックの名曲まで何でも演奏していました。
ブラジルでRodaというものを初めて見たのですが、すごく感動した上に衝撃的でした。
歌も含め誰一人としてマイクを使っていないことや、誰も譜面を見ていないこと、ふら~っと現れたおじいさんがすごく上手だったり。
そして私が見に行った日には、トリオ・モコトの人や今売り出し中の女性ショーロ3人組の人がふら~っと遊びに来たり、みどりさんの話では皆若い時にコンポラにバックアップしてもらっていて、なので今でも時々遊びに来て演奏したりするのだそうです。
恐れ多くも2曲混ぜていただきました。すごく緊張して、ほとんど覚えていません(--;;
動画を撮ってみました。
 
 

*Bloco de Maracatu2008.10.22
コンポラでショーロを十分堪能した後はフェイラでお昼を食べて、Vila Madarenaにあるアントニオ・ノブレガのスタジオへ。そこでは、ブラジル北東部ノルデシチの音楽やダンスのワークショップをやっているのだそうです。
ただ、残念ながらこの日はお休みだったようで、入り口が閉まっていました。
←閉まっていた入り口が可愛かったので撮ってみました。
そのまま帰ろうとしてタクシーに乗ったら、何やら太鼓の音が。
どうやらその周辺で練習しているマラカトゥ(ブラジル北東部の音楽)のブロッコの練習のようで、タクシーを降りて見学することに。
そこそこ閑静な住宅街なのですが、街の人もこんなふうに覗いて楽しんでいました。
最近はブラジルでも騒音の問題で音を出すのがだんだん難しくなっていると向こうで聞きましたが、それでも若い子たちが道で音を出して練習している様子を楽しそうに見ている人が多くて、その文化はなくならないで欲しいなぁと思ったのでした。
※途中から音が割れてますので、ご注意ください
 

*Feira2008.10.22
ブラジルの日曜日と言えばフェイラ(露店市)。
ということで、ヘプブリカ広場のフェイラへ!
石やアクセサリー、絵画からおみやげ物まで、いろんなお店がありました。
食べ物の屋台も多くて、バイーア料理やデザートの屋台が多くあったような気がしました。
屋台を見ていたら、なにやら巨大な揚げ物を食べている人が。
見てみたら「テンプラ」だそうで、面白そうなので買ってみました。直径20cmはあろうかという大きさ!!
野菜とエビが入っていて、その場で揚げているのですごく美味しいのですが、さすがにこの大きさは1人では食べきれませんでした。。
リベルダージ駅周辺のフェイラも覗いて見ました。"漢字"をあしらったアクセサリーやクッションなどのグッズと、和風の雑貨が多くありました。
こんな金魚屋台もありました。

*Ensaio2008.10.22
サンパウロの日曜の夜は、サンバチームの練習日です。
今年のサンパウロのカーニバルの優勝チーム"Vai-Vai"は、ちょうど来年のエンヘード(テーマ曲)の候補の中から最後の2曲が対決する日で、花火はバンバン上がるし、紙デープからスモーク、レーザー光線まで出て大盛り上がりでした。
←Vai-Vaiのクワドラ(練習場)ですが、イベントは前の道路を封鎖して行われていました。
運良くバテリアの前で見れたのですが、演奏のクオリティの高さには本当に驚きました。
タンボリン隊すごすぎです!!しばらくバテリア前で見てから、近くのバールの2階へ移動。
上から見るとこんな感じです。
バールの2階には候補曲の1つを作った人の家族や親戚がわんさかいて、大盛り上がりでした。審査の結果、そのバールにいる家族が作曲したという曲が選ばれたので、もう大盛り上がりです。良く分からないけど、いろんな人と握手しあってました。
バテリアだけでなく、ポルタバンデイラやバイアーナからハインニャまで登場して、大盛り上がりでした。。
Vai-Vaiのイベントは9時過ぎに終わったので、そのままハシゴしてAguia de Ouroのエンサイオへ。
Vai-Vaiとはまた違ったアットホームな雰囲気のチームで、日系の人も何人か見かけました。
先頭を切って踊っていた男の人(100%おネエ系の人ですが・・)が、本当に踊りが上手くて、皆を盛り上げるのもすごく上手で関心してしまいました。
宙を舞っているように軽快で、楽しげですばらしかったです。

*レッスン2008.10.22
たっぷりと週末を楽しんで、週明けからギターのレッスンでした。
←ギターの先生のアウナルドです。
本職はカヴァキーニョで、サンパウロで行われるサンバやショーロのDVDを見るとたいてい後ろで演奏しています。その他ジャメラオンのCDのバックやベッチ・カルバーリョのバックで演奏するなどなど、すごい経歴の持ち主ですがおしゃべり大好きなとってもハッピーな人です。
わたしのレッスンの前にカヴァキーニョのレッスンの生徒さんがいて見学していたのですが、カヴキーニョ超絶です!!・・・なのにくだらないダジャレばっかり言っているので、生徒は苦笑いでしたが。
もちろんギターも素晴らしくて、4回のレッスンでボサノヴァ・サンバ・ショーロと1曲ずつ教えていただきました。いっぱい宿題をもらって帰ってきたのでまだまだこれから要練習ですが、すごく大きなものをたくさん教わった気がします。ギターそのものや音楽に関してすごく自由になれた気がしました。

*Show de Cascabulho2008.10.28
『カスカブーリュ』というバンドのライブを見に、Moemaにある私立の学校のホールに行きました。ブラジル北東部の音楽マラカトゥのリズムとロックを融合させた演奏で、面白かったです。一人一人の楽器の技術レベルがすごく高いので、マラカトゥもロックも楽しんで聞いてしまいました。特にドラムの人がかなり上手で、ライブに後に話をしていたらトム・ゼのバンドでベース(!?)を弾いているのだそうです。
彼らの1枚目のアルバムは、何と日本から発売されたのだそうです。


*G.R.C.E.S. Unidos do Peruche2008.10.29
みどりさんがサンバチーム"ウニードス・ド・ペルーシ"に撮影に行くというので着いていきました。
チームの改善しようとすごく頑張っているチームで、外壁や内装を塗り替えたり、近所の人にも開放する日を設けたり、すごく前向きに頑張っているチームです。
写真は撮影のために来たペルーシのダンサーです。衣装に着替えたら、用もないのにチラッと見に来るお兄ちゃんや子供がいたりして微笑ましかったです。
ペルーシのクワドラ(練習場)は、日本で言うところの学童保育のような場所として場所を提供していて、総勢で200人ぐらいの子供が学校の後に来て遊んだりしているそうです。この日は少なめで20人前後の子供がいました。
撮影の様子を椅子を並べて、しばらくおとなしく見学していました。20分たたないうちに、走り回っていましたが。。
踊りだした子供たちの映像があります↓
クワドラの奥にある衣装の製作部屋も見せていただきました。写真の左は衣装製作の責任者の方で、普段はウェディングドレスを縫う仕事をしているそうです。右の方はポルタ・バンデイラの人で、製作の手伝いに来ていました。
衣裳部屋では、各アーラのサンプル衣装の製作に追われていました。
なんと!!!まだメンバーにも発表されていないバイアーナの衣装を着せていただきました。
すごい豪華な衣装で、確かにこれを着るとすごくテンションが上がります。感動のあまり目がうるうるしっぱなしでした。
衣装のデザイン画で、プロのイラストレーターの方が書いているのだそうです。
このチームのカルナヴァレスコ(カーニバルの総監督)の一番弟子さんで、現場ではこの方が一番仕切っている感じでした。
可愛いダンサー♪5才ぐらいの女の子ですが、音が鳴るとすぐに踊りだしていました。
 

*サンバのライブ2008.11.3
街中でやっているサンバライブを見に行きました。無料のライブで誰でも見れます。
その辺にいた人から会社が帰りの人まで、入れ替わり立ち代りすごい人数が見ていました。
スーツのまま踊る人、ガフィエラを踊るカップル、椅子に座って見ている人。
つくづく自由な国だなぁと関心してしまいました。
このバンドのカバキーニョの人はすごく良い声で、みどりさん曰く「あいつは、どこかに引き抜かれるよ」とのこと。どこかに登場するのを楽しみにしています。

*メルカド2008.11.3
リベルダージから車ですぐのところにメルカド(市場)があります。地下鉄にして2駅ぐらいです。
昔は普通に市場だったらしいのですが、観光用にきれいにして食堂などもあります。
ちなみに、私が行ったときは近くの学校の子供たちが社会科見学に来ていました。
名物のモルタデーラ(ハム)のサンドイッチと、バカリャウ(干し鱈)とエビとクリームチーズの入ったパステウ。
どちらも絶品で、あっという間に食べてしまいました。
果物屋さんで売っていたカットフルーツ。これで2ヘアル(100円ぐらい?)。激安です。

*コンガードのライブ2008.11.8
"カーザ・ジ・フランシスカ"というレストラン&ライブハウスに、コンガード(というジャンルだった気がする)のライブを見に行きました。このお店が一軒家を利用したこぢんまりとした素敵なお店で、何と入り口からステージまで全部バラの花びらがまかれていました。サモサやローズウォーターなどなどアラブテイストのメニューで、何もかもが素敵なお店でした。
バンドは4人で、ギター・ヴィオラカイピーラ・パーカッション・歌がメインで、曲によってフルートやヴァイオリンに似たブラジルの楽器(名前忘れちゃった・・・)なども登場しました。びっくりするぐらいシャイで静かな人たちですが、ハーモニーや歌のコーラスが本当に素敵で聞き入ってしまいました。

*ジャバンのライブ2008.11.8
ジャバンのライブを見に行きました。Credicard Hallというとこなのですが、リベルダージからはかなり遠くて、タクシーに乗っていて違う場所に行っているのではないかと、かなり不安になりました。タクシーで30分以上は乗った気がします。
Citibank Hallよりもずっと広いホールで、どちらもテーブルがあるホールで飲みながら食べながらライブを楽しめます。
演奏は、ジャバンとジャバンの息子(だと思う。多分)とベース・ドラム・キーボード・管楽器3人という編成で、名曲もたくさん歌ってくれたので、かなり楽しめました。
曲ごとにジャバンがギターを変えているのも、なんだか微笑ましかったです。
 


*ベーリャ・グワルダ・ダ・マンゲイラ2008.11.8
リベルダージにあるTeatro Fecapでベーリャ・グワルダ・ダ・マンゲイラのショーがあるとは知っていたのですが、ホテルで朝食を食べていると何やら緑とピンクのシャツを着た集団が!!
恐る恐る尋ねてみると、やっぱりベーリャ・グワルダ・ダ・マンゲイラの人たちで快く写真を撮ってくれました。

*家の壁2008.11.8
ブラジルは、石造りの家が多いので壁やシャッターに絵や飾りをしていることが多くて、街が明るく見えるのでいいなぁといつも思います。

*物売り2008.11.8
車に乗っていると、たまに物売りの子たちにでくわします。
こうやってキャンディーなどをサイドミラーに引っ掛けていく子もいて、買いたければ紙に書いてある金額を支払えば良いし、買いたくなければ回収に来るので放っておけば大丈夫です。青信号になると車は行ってしまうので、売り子も必死です。
雨の日にワイパーを売っている子がいて「あんなの買う人いるのかねー」なんて話ていたら、なんと斜め前の車が買っていました。信号で停止している間に取り替えて10ヘアル(500円ぐらい?)を支払っていました。ワイパー1本が取り付け込みだったら、まずまずの金額だなぁと思ったのでした。

*つれづれ2008.11.8
リベルダージ駅前の銀行が城になっていました。ちなみに、2軒ぐらい隣のマクドナルドも城です。リベルダージ駅前が日光江戸村のようになったら、それはそれで面白いかも。








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